レゲエのファンなら、よく耳にする言葉が「ヤーマン」です。
レゲエの発祥地であるジャマイカでは、親しい人同士が会ったときに「ヤーマン」と言って拳を合わせるのが一般的です。
また、音楽の中でも感動や感嘆を表すときに使われます。
詳しく見ていきましょう。
ヤーマンの意味とは?
「ヤーマン」という言葉は、ジャマイカのパトワ語で「元気ですか」「調子はどうですか」という意味があります。
音楽業界では、特にレゲエの分野でよく使われている言葉だと言われています。
クラブやフェスなどの音楽シーンで聞くことが多いそうです。
また、語源的にはジャマイカのパトワ語と言われ、レゲエで挨拶の意味で多用されます。
ヤーマン返し方・返事の使い方
相手から「ヤーマン」と言われた場合に返す言葉は、「Vibes(ヴァイブス)」と「Everything Criss(エヴィシン・クリス)」の2つがあります。
どちらもレゲエの言葉で、Vibesは「もっとテンションを上げて行こう! 」という意味で、盛り上げたい場合に使います。
Everything Crissは「うまくいっているよ! 」という意味です。
自分の調子や現状を伝えたい時に使います。
レゲエのダンスホールやフェスでは掛け声として頻繁に登場するのは当たり前と言えます。
また、ヤーマンはレゲエでは挨拶以外にも、感嘆や相槌として、呼びかけとしてよく使われます。
ヤーマンのスラングとしての使い方
「ヤーマン」は、レゲエ文化においては、よく使われるフランクな挨拶の言葉で、相手に向かって「ヤーマン」と言いながら拳を差し出し、相手と軽く合わせて使います。
スラングとして使われることもあるようです。
他では、どのようなシチュエーションで使われるかは不明です。
ヤーマンとラスタの意味とは?
「ヤーマン」は、レゲエの文化と密接に関係しています。
レゲエは、ジャマイカの社会や政治に対する抵抗やメッセージを込めた音楽です。
レゲエの歌手やファンは、ラスタファリズムという宗教的な思想に影響を受けています。
ラスタファリズムでは、アフリカのエチオピアの皇帝ハイレ・セラシエ1世を救世主として崇拝し、アフリカへの帰還を願っています。
ラスタファリズムの信者は、ラスタマンと呼ばれます。
ラスタマンは、自然や平和を尊び、髪をドレッドロックスにしたり、ラスタカラー(赤・黄・緑)の服や小物を身につけたりします。
また、大○を聖なるハーブとして使用したり、豚肉や酒などを避けたりする食生活を送ったりします。ラスタマンは、「ヤーマン」という言葉で仲間意識や絆を表現します。
ヤーマン意味まとめ
このように、「ヤーマン」は、レゲエやジャマイカの文化を知る上で重要な言葉です。
「ヤーマン」という言葉で挨拶することで、レゲエのファン同士で親しみや共感を感じることができます。もしレゲエに興味がある方は、「ヤーマン」という言葉を覚えておくといいでしょう。
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