日本の若い女性において、「隠れ糖尿病」のリスクが高まっているという事実をご存知でしょうか?
2024年6月18日に放送された「カズレーザーと学ぶ」では、順天堂大学大学院医学研究科の田村好史教授がこの問題について解説しました。
この記事では、隠れ糖尿病の原因やその改善方法について詳しく掘り下げていきます。
【カズレーザーと学ぶ】田村好史教授が教える隠れ糖尿病の予防法とは?
では、隠れ糖尿病のリスクを減らすためには、どのような対策が必要なのでしょうか?
運動の重要性
田村教授は、筋肉量を増やすためのレジスタンス運動(筋トレ)を推奨しています。
筋肉量を増やすことで、インスリンの効果を向上させることができ、糖尿病の予防につながります。
また、ウォーキングやヨガのような軽い有酸素運動も有効です。これらの運動は、筋肉の質を向上させ、エネルギー代謝を活発にする効果があります。
食生活の見直し
適切な食事も隠れ糖尿病の予防には欠かせません。
田村教授は、特にタンパク質の摂取を強調しています。
筋肉量を維持・増加させるために、体重1kgあたり1g〜1.5gのタンパク質を摂取することが推奨されます。
また、糖質の過剰摂取を避け、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。
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【カズレーザーと学ぶ】田村好史教授が教える隠れ糖尿病の予防法に役立つヒント
糖尿病予防のために、日常生活でどのような工夫ができるでしょうか?
以下に、田村教授が提案する具体的なヒントを紹介します。
適度な運動を取り入れる
ウォーキングやジョギング、筋トレなど、日常的に取り入れやすい運動を続けることが重要です。
特に、筋肉量を増やすことを意識した運動が効果的です。
バランスの良い食事を心掛ける
糖質を控えめにし、タンパク質をしっかり摂ることが大切です。
鶏肉や魚、大豆製品など、良質なタンパク質を積極的に取り入れましょう。
また、野菜や果物もバランスよく摂取することで、栄養の偏りを防ぐことができます。
定期的な健康チェックを受ける
隠れ糖尿病は自覚症状が少ないため、定期的な健康診断を受けることで早期発見・早期対策が可能となります。特に血糖値のチェックは重要です。
田村好史教授が語る隠れ糖尿病とは?
隠れ糖尿病とは、どのような状態を指すのでしょうか?
そして、なぜ日本の若い女性に多いのでしょうか?
田村教授によると、隠れ糖尿病は血糖値が正常範囲内にあるものの、実際には糖代謝に異常が生じている状態を指します。
このような状態は、特に「痩せメタボ」と呼ばれる若い痩せ型の女性に多く見られるとのことです。
彼女たちは運動不足や食生活の乱れにより、筋肉量が少なく、エネルギー代謝が低下しているため、糖尿病のリスクが高まります。
なぜ痩せた女性に糖尿病リスクが高いのか?
痩せた女性が糖尿病リスクを抱える原因について、田村教授は遺伝的要因と環境的要因の両面から説明しています。
遺伝的要因として、家族に糖尿病の人がいる場合、そのリスクが高まることが知られています。
一方、環境的要因としては、運動不足や不規則な食事が挙げられます。
特に、痩せた女性は筋肉量が少ないため、インスリンの効果が低下しやすくなります。
このような状態を「エネルギー低回転型」と呼び、糖代謝に異常をきたしやすくなるのです。
【カズレーザーと学ぶ】田村好史教授が教える隠れ糖尿病の改善法まとめ
今回は、「カズレーザーと学ぶ」で紹介された隠れ糖尿病について、田村好史教授の解説を基に詳しくご紹介しました。
若い痩せ型の女性に多いこの病気は、運動不足や食生活の乱れが原因とされています。
適切な運動とバランスの良い食事を心掛けることで、隠れ糖尿病のリスクを減らすことができます。
健康的な生活を送るために、日々の生活習慣を見直し、適切な対策を講じていきましょう。それでは、ありがとうございました!
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